40代になると、職場では中間管理職、家庭では子育てと、まさに板挟みの日々ですよね。
かつての私は、職場でのストレスを抱えながら、家では子供を監視する「家庭内警察署長」になっていました。
「勉強したのか?」が口癖。思い通りにならないとイライラする毎日。
しかし、私が必死になればなるほど、子供は「勉強しているフリ」が上手くなるだけ…。
成績は伸び悩み、親子関係は最悪。
「このままでは家族が壊れる」
そう追い詰められたある日、本棚にあった『7つの習慣』を読み直し、私は愕然としました。
あさひ「私は『信頼』ではなく、親の勝手な『恐怖』で子供を動かそうとしていたんだ…」
そう痛感した私は、早速家族会議を開き、「今日で家庭内警察を辞める」と宣言しました。
今回は、40代管理職父親がプライドを捨て、子供との関係を再構築した体験談をお伝えします。
「家庭内警察署長」時代の失敗
これまでの私の教育方針は、いわゆる「親心」によるものでした。
- 子供が将来困らないように最低限の学力はつけさせたい
- 正しい勉強法で勉強すれば、必ず学力は伸びるはずだ
- 一緒に成功体験を積めば、いつかはやる気を出してくれるはずだ



しかし、現実は全く上手くいきませんでした。
- 私が隣にいる時は勉強するけど、仕事で遅くなる日はサボる
- やったというが、中身は「答えを写した」だけ
- 一度いい点数を取っても、次は油断してボロボロ
アメとムチを使い分け、徹底的に管理をしたけれど、年齢が上がるにつれて、反抗的な態度を撮るようになりました。
勉強していないことがわかると、目つきの悪い顔で睨んでくるんです。



言われなくても勉強してるし・・・
「子供のために時間とお金をかけているのなぜ伝わらないんだ・・・」



報われない努力に私は諦めモードになりかけました。
家の中は常に重苦しい空気。
家に帰るのも憂鬱になるほどでした。
『7つの習慣』が教えてくれた「条件付きの愛」の意味と副作用
そんな、何もかもうまくいかない日を変えてくれたのが、スティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』でした。



パラパラと読み返したとき、ある一節が私の胸に突き刺さりました。
「心の問題を解く鍵は、信頼残高の預け入れを行うことであり、相手に無条件の愛を示すことである」
私はハッとしました。
私が子供に与えていたのは、「条件付きの愛」だったのです。
- 勉強ができたら、すごい(愛する)
- 習い事を頑張ったら、えらい(愛する)
- 結果が出なければ、ダメ(愛さない)



自分だってやってるし
これでは、子供は「自分は愛されていない。利用されているだけだ」と感じ、自立ではなく「反抗」で自分の存在を証明しようとします。



子供がテストで悪い点を取って困るのは、子供ではなく「世間体を気にする私(親)」でした。
この時、子供は私(親)に怒られないことが一番のミッションになっていました。
- テストの点数が悪いと親がガミガミいう
- ガミガミ言われないように自分を守らなくてはいけない
- 勉強しているふりをしたり、言い訳で自分のせいではないと証明しよう



あー面倒くさい。自分なりに頑張っているんだよね
自分を守ること最優先のため、言い訳は支離滅裂で、そのことが私たちをさらに苛立たせます。
「家庭内警察をやめると宣言」した家族会議
「親が変わらなければ子供は変わらない」
そう覚悟を決めた私はこう宣言しました。



お父さんは、今日限り、「勉強の警察官」を辞めます
そして、新しいルール(新しいミッション)を提案しました。
- 勉強の計画は自分で立てる
- 結果(点数)の責任は自分で負う
- ただし自分から「進捗報告」だけはすること。(報告がなければ勉強しなかったものとみなす)



自分はもうどうでもいいってこと?



これは『放置』じゃないよ。お前を信じて『ハンドル』を渡すということ。 失敗して転んでもいい。社会に出る前に、家という安全な場所でたくさん大怪我をしてほしい。お父さんたちは、それを全力で見守るから
私が伝えたかったことは、「見捨てるわけではない」ということです。
子供は最初、キョトンとしていました。
そしてこう聞いてきました。



じゃあ、いつでもゲームもやっていいの?



それも自分で決めなさい。ただし、報告の時に胸を張って言えるならね
そして、家の中の空気が変わった
翌日から、奇跡が起きました。
私が「勉強しなさい」と言わなくなったことで、家の中の空気が一変して明るくなったのです。
そして子供は、自分から「勉強の報告」に来るようになりました。



今日はここまでやったよ
もちろん、まだ計画通りにいかない日もあります。
私の求める水準からはかけ離れている時もあります。
以前の私なら「ほら見たことか!」と怒鳴っていたでしょう。



でも今は、「そうか、それは残念だね(Iメッセージ)」とだけ伝え、心の中で「よし、いい経験をしてるぞ」と見守れるようになりました。
これはアドラー心理学でいう「課題の分離」です。
- 子供の課題(勉強)を、親が勝手に背負い込まない。
- 転ぶ前に手を差し伸ばせば、寄りかかってくることしか覚えない。
- 上手くいかず転んだとしても、自分の力で起き上がることを体験させる。
これだけで、親のストレスは激減するとともに、子供は自分の足で歩き始めるようになりました。
まとめ:40代からでも親子関係は変えられる
もし今、お子さんのことで悩んでいる方がいたら、一度だけ立ち止まって考えてみてください。
あなたが注いでいるのは「信頼」ですか? それとも「恐怖」ですか?



私は「家庭内警察」を辞めて、本当に良かったです。
学校の成績が満足いくものかと言われれば、正直まだまだな部分もあります。
自分で取り組んだ結果、転ぶかもしれない、怪我をするかもしれない。
それでも子供を信じて任せてみる。
本当に困ったときは、家族皆で一緒に考えながら前に進む。



考え方を転換することで、親としても気持ちが楽になりました。
これからも『7つの習慣』を武器に、家族との関係をアップデートさせていきます。
同じようなお子さんを持つ親御さんの気持ちを軽くすることができれば幸いです。

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